独語72 日大OBとして

メディア報道を通じて、我が母校の日本大学の惨状が明らかになり、その対応に目を覆いたくなるだけでなく、OBとして恥ずかしい。
ことの発端は、過去にアメリカンフットボール部の選手による危険タックル問題が、一応解決したと思っていたが、今回の騒動のもとになった同部所属の学生が大麻を隠し持っていたことである。
それを知った検察出身の副学長が、その一部を長期保管(?)し、捜査当局に知らせなかった。このことに学長が同意した感がある。捕われた学生が、「もみ消してくれるのでは、と期待した」と発言したことから、うやむやにできそうと判断したのではと想像。ヤメ検副学長の判断を追認し、初期対応をしなかった学長の責任は重大で、大騒動の引き金を引いてしまった。発覚後の日大の対応は、ことごとく後れを取り、あろうことかヤメ検副学長が、理事長を訴えるなど、恥の上塗りで、超見苦しい。OBとして恥ずかしい
これより以前に、前理事長の横暴的ワンマン執行を容認し、挙句の果てに脱税問題が発覚し理事長交代。それ以降、国からの補助金の交付なく、今年度もこの件で不交付。OBとして嘆かわしく思っている。この前理事長の前に、現学長が日本大学総長の任を担っていたが、当時のOB会長だった前理事長に追われた感がある。
現理事会は、アメリカンフットボール部を廃部にすると決定した。二度も不祥事を起こしたので、やむを得ないと思っている。そのうえで、新たに創部し、一新させてスタートさせることに同意したい。ところがどっこい、今日(2023年12月26日)の報道で、アメリカンフットボール部の廃部は、学長の決済が必要で、まだ決済されていないこと及びその理由は不明とのこと。またまたびっくり唖然。社会が注目しているのに、この学長の対応力(決断力)の無さに呆れ、とっとと消え去ってもらいたい、副学長と一緒に。これ以上、老害をばらまかないでもらいたい
失敗を糧に全ての膿を出し切って、教育機関として、研究開発機関としてのあるべき姿にイメージを一新し再スタートしてもらいたい。
OBとして大期待します。