独語47 IAHAIOプラハ宣言1998

序文r Preamble
コンパニオン・アニマルが、実用的な介助や療法(セラピー)を通じて、人間の生活の質(QOL)の向上に役立っていることは、多くの研究によって証明されています。
IAHAIOは、動物を訓練しサービスを提供するに当たって、動物たちの生活の質を大切にし配慮しなければならないと考えています。人に有効な動物介在活動(AAA=Animal Assisted Activity)及び動物介在療法(AAT=Animal Assisted Therapy)を行う際には、基準に則り、定期的にチェックし、正式に訓練を受けたスタッフによって行わなければなりません。
IAHAIOは、1998年9月にプラハで開催された大会で、4つの基本的なガイドラインを採択しました。動物介在活動(AAA)及び動物介在療法(AAT)を実施する人たちや団体、それを受け入れる施設に対して、このガイドラインに基づいて実行することを求めます。

動物介在活動(AAA)及び動物介在療法(AAT)実施に関するガイドライン
1. 野生動物を除く家畜化された動物で、陽性強化訓練法(自発的訓練法)で訓練され、過去から将来にわたり適切に飼育されている動物のみ活動すること。
2. 活動する動物に悪影響を及ぼさないための予防措置及び配慮が取られること。
3. 活動が、真に有効であると見込みがある時のみ実施されること。
4. 関係するすべての人々のために、安全性、リスク・マネージメント、心身の健康と安心、信頼と選択の自由、活動スペースと資金、適切な役割と仕事量、プライバシーの保護、訓練の規定等が基準として規定されていること。