アニマルカフェの問題が山積しているのに放置されたまま。特に野生動物のカワウソ、フクロウ、ミーヤキャットなどが、動物福祉(アニマルウエルフェア)に著しく反していると、海外からも批判の的になっています。
コツメカワウソカフェの実態調査とそのオーナーと面談し、その問題点を指摘します。
コツメカワウソは、カワウソの中で最も小型で、東南アジアの湿地、河川、湖沼の近くで巣穴を作って生息し、小動物、鳥、卵や水中の魚などを探査、捕食する半水生哺乳類で、絶滅危惧種に指定されていますが、実に可愛い動物です。
カワウソカフェは、触れ合いスペースと飼育スペース(餌やりと水場がある)の2か所で、16頭が飼育されていた。入店後、すぐに触れ合いスペースに案内された。3頭が毛布に包まっていたが、すぐに起きて動き回った。背中などを触っても嫌がる素振りもなく、よく慣れている感じだった。1頭のオスが導入されたら、3頭のメスたちが一斉にちょっかいを出したので、スタッフが抱き上げてブロックしたが、逃げ込める場所(シェルター)はなかった。
飼育スぺースでは、100x60x25㎝程度の水槽もどきがあり薄汚れた水が水深約15㎝入れられていて、交代で水浴びさせているようだ。この他に、一頭ずつ個別に収容する金網ケージ(40x30x30㎝と50x35x35㎝程度の2種で床は金網)があった。狭小すぎるが、身体が柔らかいので動き回る常道行動を示していたのとぐったり寝ていたものがいた。食餌は、ドライのキャットフードと生魚を与えている。
動物福祉の問題
・極めて閉鎖的で単調な環境で、自然光や外気に触れることはできない。
・カワウソの最大のニーズである深く潜れるプール等がなく、本来の行動がとれない。
・小さな水槽に汚れた水しかなく、水浴びだけ
・個別飼育ケージが、あまりにも狭小で、長時間拘束的閉じ込め飼養している。
・ケージの床が金網なので、極めて不適切ある。
・拘束等の心理的抑圧(ストレス)から、常道行動を示している。
・逃げたり、避難できるなど、身を守る場所(シェルター)がない。
・動物福祉の基本原則の5つの自由に反しているので、動物虐待的飼養であると言える。
オーナーの意識
・インドネシアで飼育下にあったコツメカワウソを導入し、繁殖を2か所で行い、現在80頭になった。もっと増やすので不妊手術等をしない。
・資金集めのために、カフェを2017年から始めた。
・増加した個体を守るために、適切な飼い主を求めるとともに、自治体にも提案する。
・高崎山のサルのように、自然環境下で飼養し、生態等の啓蒙活動をしたい。
・ホームページに、あなたの街でカワウソさんを育ててみませんか? カワウソと共に地域活性化プロジェクト。全国の市町村、行政機関に「コツメカワウソの交流型・保全型テーマパーク」の展開をご提案と募集。と表示している。
※ 賛同者を増やし、多くの批判を分散化し、自治体を巻き込むことで、これを正当化することを目論んでいる。逃走や遺棄などで放獣したら、生態系や種の保存等に甚大な影響があること、過剰繁殖で多頭飼育崩壊の危険性がある。
他国には、このような野生動物カフェはないのに、我が国では放置されいて、諸外国から批判されている。野生動物の飼養・保管に対して早急に法を整備し、規制が必要です。また、動物取扱業の許可制も考えるべきです。