独語95 警察の処分(罰?)

2025年9月、神奈川県警と警察庁は、川崎市のストーカー被害者の女性が殺害されたことに鑑み、川崎臨港署と県警本部の幹部と関係者を処分した。
この事件は、被害者とその家族が繰り返し助けを求めたにも関わらず、被害女性が殺害され、その捜索にも対応を欠いてしまった。
関係者への処分
【懲戒処分】5人
減給100分の10(1ヵ月):1人
戒告:4人
【監督上の措置】18人
本部長訓戒:2人
警務部長訓戒:1人
所属長訓戒:2人
本部長注意:7人
所属長注意:6人
【その他】20人
口頭厳重注意:10人
業務指導:10人
 処分は、重い順に、懲戒処分(免職、停職、減給、戒告)、監督上の措置(訓戒、注意)、口頭厳重注意業務指導である。
ちなみに、戒告は、①将来をいましめて注意すること、②公務員に対する懲戒処分のうち、書面でいましめるもの。訓戒は、悪いことをしないように教えさとすこと。注意は、⓵気をつけること、⓶警戒、⓷忠告。と三省堂国語辞典にある。
この事件での処分は、超大甘で、たった一人が10%の減給1ヵ月のみで、他は頭を下げるだけで無罪放免。警察のミス(犯罪)が、一人の女性が殺害されたのに、ものすごく不満で腹立たしい。
袴田巌さんの冤罪事件や他の冤罪事件を引き起こした警察・検察関係者が誰一人として刑罰を科せられていない。これでは、繰り消し同様事件が起こるだろう。警察が引き起こした犯罪に、内部処分だけでなく、刑罰・罰則を求めたい。
袴田事件に対する検事総長の談話は、開いた口がふさがらないほどあきれてしまう。こんなのが検察トップにいる限り、検察・警察組織が改まることはないだろう。何故なら、関係者から、全くコメント発言がないからで、自浄作用がなく不気味で恐ろしい。
もし、この事件の当事者(家族)だったら、関係機関と関係者に賠償請求し、関係者を刑事告訴をしたいが、当該警察署に訴え出ても、告発を受理されない可能性が高いだろうから躊躇せざるを得ない。他に訴える場所があるのだろうか?
法務大臣の談話(コメント)がなく、如何に考えているのかを知りたい。