独語94 沖縄の闘鶏

沖縄県各地で、軍鶏による闘鶏が頻繁(週に2~3回)行われていると聞いた。G7、先進諸国に名を連れている我が国で、超残虐で動物虐待の極みである闘鶏が行われ、しかも取り締まられていないことに驚愕したので、その実態を記します。
闘鶏「タウチオーラヤー」の実態
① A(ブチバン)軍鶏:健康で体格も大きく攻撃力が高い個体で、蹴爪に刃物(剃刀)を装着する。
② B(ウケバン)軍鶏:Aより体格が劣るのが多く、下クチバシと蹴爪を切断し、反抗・反撃できない状態にする。
③ この二羽を丸囲いに入れて、逃げられない状況で、60分間闘わせる。
Bが、倒れて動けない場合はAが勝ち。
Bが、耐え続け立っていたらBが勝ち。
闘鶏後のBは、
満身創痍で、うずくまったまま
頭部や体表に無数の切り傷が起こる。特に頭部の外傷がひどく、肉がえぐられる。
片目或いは両目が傷つき失明する。
後遺症が残る。
死亡することがある。
下クチバシと蹴爪の切断
無麻酔で、グラインダーを使って切断し、出血することがある(採卵鶏のヒナに行うビークトリミングとは異なる)。闘争力、反撃力を無くすだけでなく、餌を食べづらくなり、昆虫やミミズなどを捕食できない、羽繕いもできない。このことは、動物虐待である。

沖縄の闘鶏は、10か所以上で、週に2~3回と頻繁に、しかも場所も不特定で、小規模で短時間で行われるために、通報で現場に行っても、すでにやっておらずもぬけの殻で、遺棄された軍鶏が残されていることがある。よって、証拠の取集が出来ていない。
沖縄県民の多くは、闘鶏を止めさせたいと思っても、ヤバイ世界の人達が行っているので、仕返しの恐れがあり、行動できないのではと推察してます。
それ故、県外の圧倒的多数の方々から、インターネットを通じて、闘鶏実行者のみならず、放置している県と県警本部に批判・提案を含め対応を求めて発信していただきたい。
動物愛護管理法の第44条第2項に、みだりに動物を傷つけることと動物を闘わせることが記され、動物虐待等に関する対応ガイドラインにも記載されているが、闘鶏は記されていない。
なお、軍鶏のメスは、肉用鶏として珍重されるが、オスは闘争心が旺盛であるため、賭博の糧(道具)にされ闘鶏に使われてしまう。供給元の軍鶏の養鶏業者(農家)は、如何に考えているのか知りたい