独語55 防衛費(予算)増で、国民を守れるか?

ロシアのウクライナ侵攻4か月、NATOや民主主義国からの直接的軍事介入がない中、ウクライナは単独抗戦で、その頑張りに驚愕するばかりだ。この戦争は、プーチンの死(含暗殺)かウクライナが降伏するか勝利する(?)まで続き、何時終結するかは全く不明。
この戦争から、国民を守るために、防衛予算を増額すべしとの声が一気に広がり、さらに攻撃してきた敵基地を攻撃(迎撃)できるようにすべしとの声も聞こえる。そのうえ、平和憲法に自衛隊を明記し、その存在を認めるようにしようとの声もある。なんとしても、戦争(武力による迎撃)できる国にしたいとする国会議員が大勢いるようだ。多くの国民は、「国民を守るため」の声に惑わされている感がある。
我が国の防衛予算は、世界の6~7位(軍事力?)と言われ、米軍基地と合わせれば、極東アジアの驚異的軍事力である。それ故、中国は、喉元に強大な軍隊が張り付いているためと、民主主義の脅威から対抗せざるを得ないから、軍拡に励み、反中国に対して強圧的に対応しその実力を誇示ている。そのうえ、日本から過去に侵略されたことから、日本の動向を常に監視し注力している。
防衛予算拡大、敵基地攻撃(迎撃)、憲法に自衛隊明記など実行すれば、バイデンは喜ぶかもしれないが、中国を大いに刺激すること間違いない。中国にケンカを吹っ掛けるのかと認識されかねない。さらに、中国に同調する国々に誤った印象を与えてしまう。日本を攻撃する口実となる可能性があり、日本を危険な状況に陥らせることになり、国民を守ることができない。

憲法、特に9条は、そのままにして置くことで、日本から侵攻(攻撃)することはないと国内外に示すことになる。自衛隊については、現状のままで国民は十分認識しているので、憲法に明記しないこと。明記により諸外国と同じ軍隊と認識され、有事に戦場に駆り出され命を落とす危険性がある。アメリカの顔色を気にするより、敵を作らないよう知恵を絞って平和外交に徹すべきである。交渉、交渉あるのみ。第二次世界大戦きの二の舞は、絶対に避けること