独語11 ヨット(ホビーキャット16)

帆掛け船で海上を帆走することも私の趣味である。ヨットは、エンジン付きで数十人が寝泊まりできる超豪華で大きなもの(クルーザー)から、風だけで帆走(セーリング)する艇長3m未満の小さなもの(ディンギー)まで多種多様であり、モノハル(単胴艇)、カタマラン(双胴艇)、トリマラン(3胴艇)がある。
私がヨットに初めて乗ったのは、堀江健一さんが教えてくれることを知って、それに参加したからです。堀江さんは、1962年に5.8mの小さなヨットで単独無寄港太平洋横断して、アメリカで大ヒーローになった方で、その後も様々なチャレンジをした海洋冒険家です。当時、30フィート程度のクルーザーでセーリングの基本を教えてくださり、数回参加した後に逗子海岸でレンタルヨットのY15及びスナイプ(モノハルセーリングディンギー)で練習した。小型ヨットのセーリングは、波しぶきを浴びるなどのスリルとスポーツ性が高くその面白さにはまってしまった。
しかし、私がセーリングしている脇をいとも簡単に追い越していく、やたら目立つ帆(セール)のカタマランディンギーに悔しい思いをした。それ故、そのカタマランのホビーキャット16(HB16)に変えてしまった。ホビーキャットは、HB16の他にHB14、HB17、HB21、ブラボー、ウエイブなどの艇種があるが、HB16は非対称艇体(ハル)で、センターボードがないので、砂浜に乗り上げることができる。HB16は、艇長が4.88m二枚帆(ジブセール、メインセール)、一坪弱のキャンバススペースを有している。
操船は、二人で行い、風が強くオーバーパワーの時はトラピーズに身を任せハルの外側に出て体重を利用して艇がひっくり返らないようにする。片側のハルが水面から浮き上がり、片ハル帆走することは誠に爽快である。波が悪く強風下でひっくり返る(沈、完沈、キャプサイズ)ことがあるが、モノハル艇より時間がかかるが引き起こして復元させ再セーリングする。ハルは、空洞なので沈没することはない。風が弱ければ、観光遊覧船化し、犬を乗せたり、シーカヤックを引っ張たりして遊ぶ。
艇の保管は、相模湾の三戸浜(京急線終点三崎口駅近く)にあるクラブで棚置きしている。艇を浜に運び、マストを立て、セールをセットするなど艤装してから、救命胴着(ライフジャケット)を装着してセーリングする。
近年は、真冬にドライスーツを着てセーリングすることはなく、ウエットスーツを着て4月から11月までセーリングするが、暑い時期は水着のみでも可でそれなりに自由です。
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