中獣医学 春=木

東洋医学の基本について、今回は最後の春になります。本来は最初に書くところでしたが、時期の関係最後となりました。
春は木の性質に含まれます。産まれる季節です。方角は東、気候は風、色は緑、味覚は酸味、臓腑は肝臓と胆嚢、開口部は眼、感情は怒り、肉は鶏、穀類は小麦 となります。
春、気の性質に影響するものです。

では、木の性質について
性格は、支配的な行動や態度を取ります。動きが活発で走ること、動くことが楽しくそして上手です。せっかちで、簡単に怒ります。刺激に対して反応が速く、敏感です。考えがまとまるのが早いが気が変わりやすい。異なる意見には不寛容で我慢できない。などなど どちらかと言うと攻撃的性格です。代表的な犬種は、ドーベルマン、ロットワイラー、コーギー、テリアなどです。
体格は、背が高い、低い共に薄い体。大きな眼
なりやすい疾患は、高血圧、脳出血、アレルギー、うつ、ヒステリー、ノイローゼ など
寿命は短いです(火の性質よりは長いです)(>_<)

これまで東洋医学で使われている五行説に則って、簡単に書いてきました。人も動物も木、火、土、金、水のどれかに分類して治療、対処法を考えていきます。もちろん一つの分類に収まるものではないので、より近い性質を自分のものとして、それを根幹に踏まえながら考えていきます。
ご自身、犬、猫、どれにはまるかチェックしてみてください。詳しい判定方法が知りたいという方は病院までお問い合わせください

次回は、ペットの薬膳について書こうと思います