中獣医学 冬=水

急に冬らしい気候になってきました。コロナが依然収束する気配を見せず、不安な年末となりそうです。もうウンザリという方もおられるかと思いますが、もう暫く頑張っていきましょう。冬は他のウイルス疾患も増えます。血管系の病気も発生しやすくなります。注意してもしきれない部分はどうしても出てきます。なので、健康管理の一つの手段として読んでみてください。

夏、晩夏、秋ときたので当然次は冬です。寒く暗いイメージの冬がどんな特徴を持っているのか、少しお話しします。
五行説の冬は水に属します。冷たい印象ですね。方角は北です。気(候)は寒さ、色は黒。感情は恐怖、音は呻き(うめき)、味は塩味。臓腑は腎臓と膀胱です。開口部は耳。肉は豚。穀物は豆です。

性格の特徴は、内向的、全てにおいて怯えか恐怖心を持ちます。すぐ飼い主の後ろに隠れます。
物静かですが良い評論家です。計画立案と策士の才を持ち、良いアドバイザーもしくは監督者です。思慮深く、一人で居ることを厭いません。物事を成すときはとても堅実ですがゆっくりです。悪い部分は、狡猾で悪意を持つ行動をするかも。そして、恐怖により咬む。
身体的特徴は、薄く中くらいの体格。黒髪。大きな眼と耳。寒さに不耐性、暖かい所を好む。
なりやすい疾患は、浮腫、不妊症、背部痛、泌尿器感染症、夜明けの下痢、うつ病などです。
寿命はとても長いです。
健康の秘訣は、寒さに注意。
お薦めの食べ物は、豚の腎臓(手に入る?)(>_<)、卵、アヒル、ムラサキイガイ、サツマイモ、黒インゲン豆です。
代表的な犬種としては、日本犬、チワワ、ミニチュア・ピンシャー などです。

さて、次回は最後春ですね。